夢やアイデアを実現できる日本のクラウドファンディング 10
海外ではKickstarterやindiegogoといったクラウドファンディングが次々と大きなプロジェクトを成功させて注目されていますが、日本でも近年クラウドファンディングが次々と立ち上がり、注目を浴びています。
夢やアイデアを実現するための新しい手法として注目されているクラウドファンディングを日本で行うことができるプラットフォームを10サイト紹介します。
クラウドファンディングとは
クラウドファンディングとは夢やアイデアを持っている人がインターネットなどを通じて不特定多数の人々から資金を集めること。群衆 = crowd と資金調達 = funding を組み合わせた造語になります。
社会貢献活動から、新しいプロダクトの開発、クリエイターへの支援から、映画・音楽の制作支援まで幅広い分野で使われています。
アイデアを実現するために支援を求めている人はもちろん、資金提供などの支援を行う人にも、物やサービスが手に入るリターンがあったりもするので、双方にメリットがあるのが特徴です。
日本のクラウドファンディング
1. READYFOR?
日本初のクラウドファンディングであり、日本では最大規模の流通額を誇るREADYFOR?。社会性の高いプロジェクトが多いクラウドファンディングでもあります。
成功したプロジェクトは192にのぼり、陸前高田市の空っぽの図書室を本でいっぱいにしようプロジェクトでは目標金額の200万円を大きく超える824万円の資金を集めました。
2. CAMPFIRE
READYFOR?と共に日本最大級の規模を誇るクラウドファンディングがCAMPFIREです。READYFOR?と比べるとアートやプロダクトなどクリエイターを支援するプロジェクトが多めです。
これまでに300近いプロジェクトが投稿され、100万円を超える資金を集めたプロジェクトも20以上あります。
CAMPFIREやREADYFOR?が日本のクラウドファンディングをリードしていますが、MotionGalleryも人気が高いクラウドファンディングです。
アート系全般、特に映画に強いクラウドファンディングで、「ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの」を、世界に先駆けて日本で劇場公開するプロジェクトでは1463万円を集めており、僕の知っている限りでは日本のクラウドファンディングの中で、最も資金を集めたプロジェクトです。
4. WESYM
WESYMはDream4が運営するクラウドファンディング。Tポイントや楽天スーパーポイントなどの様々なポイントでプロジェクトを支援できるのが他のクラウドファンディングとは違うところです。
5. COUNTDOWN
元Google日本法人の社長である辻野晃一郎さんがCEOを務めるアレックス株式会社と村式株式会社の共同事業として運営されているCOUNTDOWN。
後発ということもあってプロジェクト数は少ないですが、達成しているプロジェクトの支援額は100万円を超えるものが多くあり、規模の大きいプロジェクトの割合が高いクラウドファンディングといえます。
6. FAAVO
FAAVOは、これまでのクラウドファンディングとは少し趣旨が違い、地域貢献、地元応援型のクラウドファンディングです。県別に地域活性の為のプロジェクトが投稿され、お気に入りの街を支援、活性化させることを目指しています。
7. ShootingStar
2013年6月に公開されたばかりのクラウドファンディングがShootingStarです。公開されて間もないのにもかかわらず、元NHKアナの堀潤さんがチャレンジする、みんなの取材資金と技術を支えるニュースメディアを作るプロジェクトは既に目標金額の300万円を突破しています。
8. micromecenat
micromecenat(マイクロメセ)は、現代アートに特化したクラウドファンディング。一つのプロジェクトや作品に多くの人が関わることの出来る仕組みとなっているのが特徴です。
9. GREENGIRL
GREENGIRLは「かわいいをみんなで実現しよう」をコンセプトに生まれた女の子のためのクラウドファンディング。女性をターゲットとしたいプロジェクトが中心に投稿されており、ファッションやアートを支援するプロジェクトが多いです。
10. kibidango
kibidangoは「単なる物販ではない、新しい買い物体験を提供するサービス」を目指しているクラウドファンディングです。
ユリシーズが仕掛ける、高機能でカジュアルなメッセンジャー型カメラバッグのプロジェクトではカジュアルなカメラのバッグというアイデアに共感が集まり、655万円の支援を得ることに成功しました。
最後に
今回は10のプラットフォームを紹介しましたが、サイバーエージェントもクラウドファンディング業界に参入すると発表しており、まだまだクラウドファンディングのプラットフォームは増えそうです。
実際にクラウドファンディングを利用して資金を調達したい人は、それぞれの特徴を理解して、自分の投稿するプロジェクトに合ったユーザーが多いプラットフォームを選択する必要がありそうですね。