未来では主流になるかもしれないデュアルタッチスクリーンのノートパソコン
まもなく各社から発売されるUltrabookをはじめ日々進化を遂げているのがノートパソコン。そんなノートパソコンの未来が見えるモデルがAcerと東芝から発売されていたので紹介します。
Acer ICONIA-F54E
1つ目はAcerが今年の5月に発売したICONIA-F54E。このノートパソコンは2画面ともマルチタッチに対応しています。
2画面を合わせてWeBサイトを表示することや下の画面に仮想キーボードを表示させて普通のノートPCとして使用することも可能です。画面は2画面とも14インチ(1366 x 768)とちょっと大きめ。
仮想キーボードを表示させるとこんな感じ。下の画面には仮想キーボードの他、独自に開発したランチャーなどを表示させることも出来るので拡張性はありそうです。
OSにはWindows® 7 Home Premium 64bitを採用し、CPUはi5-480Mを搭載しています。4GBのメモリ(最大8GB)に640GBのHDD、Bluetooth 3.0+HS、USB 2.0ポートが2つにUSB 3.0ポートが1つなど、ノートパソコンとして十分のスペックです。
しかし駆動時間は約3時間で、重さは約2.8kg。デュアルタッチスクリーンなので駆動時間が短いのは仕方ないですが、持ち運ぶには少し物足りないですね。現在の価格はネットショップで11万円〜13万円ほどとなっています。
Toshiba libretto W100
2つ目は東芝が2010年8月に発売した世界初のデュアルタッチスクリーンノートであるlibretto W100です。こちらはIconiaと若干コンセプトが違ってディスプレイも7インチ(1024×600)が2枚とモバイル向けの製品になっています。
見た目は電子辞書のようですね。
OSにはWindows® 7 Home Premium 32bitを採用。CPUはPentium U5400(1.20GHz)、2GBのメモリに64GBのSSDを搭載しています。こちらも駆動時間は2時間とかなり短めですが、重さは699gと毎日持ち運んでも苦労しない重さになっています。
libretto W100は去年の8月に発売されたということもあり、新品で購入出来るネットショップを見つけることは出来ませんでしたが、中古では購入出来るようです。発売されていた当時の価格は11万円前後でした。
未来で主流になるのか?
デュアルタッチスクリーンのノートパソコンを2機種紹介しましたが、未来ではこのようなノートパソコンが主流になっているのでしょうか?
現在のところタッチパネル式のキーボードが物理キーボードに比べて使いやすいという声はあまり聞きません。また現在発売されているデュアルタッチスクリーンのノートパソコンは駆動時間が短すぎます。値段も普通のノートパソコンに比べて割高です。
今の時点ではキーボードがある普通のノートパソコンに比べて欠点が多すぎますが、デュアルタッチスクリーンということを活かして、普通のノートパソコンでは出来ないことが出来るのも事実です。プレゼン用途など使い方によっては実力を発揮することが出来ると思います。
欠点を少しずつ減らしていけばデュアルタッチスクリーンのノートパソコンが近い将来主流になっているかもしれないですね。