少し変わったコンセプトで最近発表された3つのデジタルカメラ
最近はスマートフォンのカメラ機能が進化していることで、コンデジは苦戦を強いられています。一方、カメラメーカーの各社はこれまでとは違うコンセプトのデジタルカメラを発表し始めました。そこで最近発表され、少し変わったコンセプトのデジタルカメラを3機種紹介します。
1. DSC-QX100, QX10
最初に紹介するのは、SONYが発表したDSC-QX100とQX10。かなり話題になっているので知っている方も多いと思います。レンズスタイルカメラと呼ばれているQX100/QX10は名前の通り、レンズだけのカメラです。
レンズしかないQX100/QX10を操作するためにはスマートフォンが必要です。NFC対応機種であればワンタッチで接続できますが、NFC未対応のiPhoneなどでもWi-Fiから接続が可能です。
写真ではスマートフォンに装着していますが、レンズ本体側でもシャッターやズームを操作できるので、スマートフォンに装着せずに撮影することもできます。
レンズだけのカメラと聞いて、最初は意味がわからないと思ってしまいましたが、動画を観たら欲しくなってしまいました。SONYらしい製品だと感じました。
気になる画質もDSC-QX100は高級コンデジのRX100II並ということでスマートフォンのカメラよりは遥かに綺麗な写真が撮れると思います。
QX100/QX10共に10月25日発売でQX100が約55000円、QX10が約25000円ということです。
2. RICOH THETA
続いて紹介するのはRICOHが発表した全天球カメラのTHETA。こちらはシャッターを切ると撮影者を取り囲む360度の写真が撮れるデジタルカメラです。
実際に撮影できる全天球画像はこんな感じ。普通の写真と違って丸い写真が撮れるんですね。
95グラムの小さなカメラですが、どこでも360度の写真を撮ることができるのは凄いです。THETAも専用のアプリがあり、スマートフォンからの遠隔操作や撮影した写真を転送することが可能です。
現在はTHETAはフランス、ドイツ、イギリス、アメリカで事前注文が開始されており、10月に399ドルで発売予定です。日本での発売は現在検討中とのことでした。
3. Nikon 1 AW1
最後に紹介するのはNikonが発表したNikon 1 AW1です。こちらは防水・耐衝撃性能がある世界初のレンズ交換式デジタルカメラです。
水深15mの防水性能と2mの落下にも耐える耐衝撃性能、防じん性能に-10°Cまでの耐寒性能とダイビングやスキーと今まで水中ハウジングなどが必要だった環境でも撮影することが可能になりました。
同時に防水、耐衝撃レンズも開発され、ズームレンズと単焦点レンズが用意されています。来月発売予定で気になる価格はズームレンズキットが公式オンラインショップで89,800円となっています。
まとめ
今回紹介した3つのデジタルカメラは、どれもこれまでになかったユニークなコンセプトを持っています。普通の写真はスマートフォンでも十分だと思っている人でも楽しめるカメラばかりだと思いますので、お店などで見かけた時は是非試してみてください。