忘れられた雨の街で繰り広げられる切なく感動のアニメーション作品「rain town」

rain townは2010年度京都精華大学マンガ学部アニメーション学科第二期生卒業制作作品として公開されました。

その街はいつからか雨がやまなくなって
人々は郊外や高台に移り住んでいった
「rain town」
人々の記憶の底に沈む
忘れられた“雨の街”へ
時折、誰かが迷い込むという…

制作者は京都精華大学マンガ学部アニメーション科を卒業したTeteさん。Teteさんの大学一回生の頃から描いていたイメージを四回生になり卒業制作としてアニメーション化した作品となっています。Teteさんは過去に自主制作短編アニメーションの「フミコの告白」も制作しています。とても話題になったので見たことがある人も多いかもしれません。

世界観、空気感、ストーリーが素晴らしく、一回では理解出来ないかもしれないですが、二回、三回見るとよりはっきり内容を理解することが出来ると思います。

Teteさんのブログでは作品概要からメイキングまで詳しく書かれていますので是非こちらも読んでみてください。

Teteさんは今後一年間研究生として残り一旦映像制作からは離れるそうです。次の作品を制作することになった場合は商業制作を前提としていくそうなので是非楽しみに待っていたいと思います。

作品情報

概要
タイトル : rain town
作品形態 : 卒業制作短編アニメーション作品
制作期間 : 10ヶ月
総尺 : 9分55秒
総カット数 : 61カット
サイズ : 1440×612(2.35:1 シネマスコープ)
制作手法 : 描画アニメーション+CG

制作スタッフ
企画/脚本/作画/背景/編集/音響:石田祐康
彩色/背景:吉田将吾 pixiv / http://www.pixiv.net/member.php?id=207762
楽曲提供:小松正史/「Old Capital」「Candle」 http://www.nekomatsu.net
スペシャルサンクス:馬郡貴司 くずおかひろし

使用ソフト
Photoshop CS4・5(背景)
Illustrator CS4・5 (フォント・デザイン)
After Effects CS4・5(編集)
TVPanimation 9.5(作画・彩色)
MAYA 2008(3DCG)
Audition 2.0(ビデオコンテ音響)
ProTool LE8(音響)

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